病院で過ごした日々
翼くんと過ごした1週間のお話。
お空に還ってしまった時、
翼くんのことなかったことにされちゃうのかな。とか、もう会えないのかな。とか、様々な思いがよぎっていました。
だけどお世話になった病院は、私の心配をよそに、翼くんが産まれてくれたことをしっかりと認めてくださり、
ひとつのいのちとして
大切に大切に接してくださいました。
とはいうものの、私は初めどう接したら良いか戸惑いもありました。翼くんに申し訳のない気持ちでいっぱいで。。。
でも病院の皆さんや家族が生きて産まれてくれた時と同じ様に接してくださっている姿を見て、私もそう過ごしたいと思いました。
だって、生きて産まれてきてくれて、一生懸命私の手術の処置の終わり腕に抱かれるまで、最期の時を待っていてくれたのだから。
本当に本当に頑張ってくれたんだなって思います。
だからこそ尚更、過ごせる限りある時間を後悔なく充実した時間を過ごしたいと思いました。
そして、申し訳ない気持ちを抱えながらも、それより感謝の気持ちを送り続けようと思い、そこから、「産まれてきてくれてありがとう」と伝え続けました。
私の体の体調が良くなってから、一緒にいられる時間は母子同室をお願いして、一緒に過ごさせていだだきました。
【嬉しかったこと】
☆ひとつのいのちとして、生きていると同じ様に大切に接してくださったこと。
☆名前が決まってから、名前で呼んでくださったこと。つばさくん。とか、つーくん。といって毎日声かけしてくださいました。
☆翼くんにおはよーとか、かわいいねー。とか毎回声をかけてもらえたこと。
☆沐浴をさせてもらえたこと。
☆手形&足型を撮らせてもらえたこと。
☆初乳をあげられたこと。
☆一緒に沢山写真を撮れたこと。産まれてすぐの写真も病院が撮ってくださっていてその写真を頂けたこと。
☆積極的に母子同室で過ごす時間を作ってくださり、抱っこさせてもらえたり、一緒のベットで寝かせてもらえたこと。
☆私の気持ちにも寄り添ってくださり、時には一緒に泣いてくださったり、励ましてくださったこと。
☆最期の見送りをその日病院にいるみなさんでしてくださったこと。
☆後悔のない様に徹底的に過ごさせていただけたこと。
まだまだ沢山ありますが、本当に本当にいのちとの向き合い方が素晴らしすぎて、結果は悲しすぎますが、最期に運ばれた病院がお世話になった病院で本当に良かったと思いました。
もしかしたら、その前に通っていたクリニックだったら、他の病院だったらこんな風に過ごせていなかったと思いました。
同じ事象に対して、病院や出会う先生でその後が大きく違うものなのだと。
そして、病院選びは大切なのだと痛切に思いました。
産科だけのクリニックもいいけれど、
何かあったときにさっと対応できる総合病院は安心だなと思いました。
初めてのことだし不安だし、そしてなにより大切ないのちを身ごもり診ていただく場所。
病院がきれいだからとか、食事がおいしいからとか表面的なものではなく、いのちと向き合う姿勢が整っている病院を、きちんと調べて安心して妊娠生活や出産ができる病院選ぶことをお勧めします。
そして今、私はその病院にお世話になり出産を迎えるにあたり管理入院をさせてもらっています。
前の状況を知っていてくださるので、念密に検査をしてくださり、メンタルにも配慮してくださりとても安心して過ごさせて頂いています。
まもなく出産ですが、
穏やかな気持ちで出産を迎えられる事に感謝しています。
無事に産まれてきてくれます。