✳︎誕生死を乗り越えて✳︎

2015年 第一子の誕生死を経験した後、2016年 女の子出産しました。死産・流産・誕生死etc...どなたかの希望になればと思いブログに綴っています。

最愛の人の死

最愛の人の死は、

生きているなかでこんなに辛いことはありません。

 

私は2年前、

出産の日当日に、産まれて2時間でお空に還ってしまった息子の誕生死を経験しました。

 

 突然の出来事でした。

 

 

今日ある会見で、

最愛の人の帰宅を待っていて、

お空に旅立つ前に自分の思いを伝えてから旅立たれたというお話をテレビで拝見させて頂きながら涙して、

私が体験した当時を思い出し重ね合わせて聞きいていました。

 

 

私のお空に還った息子も

私の緊急帝王切開でで緊急処置が終わり

私が息子に会える時まで、

一生懸命生きて待っていてくれました。

 

そして私の到着を待ち、

生きて産まれてくれた姿を私に一目見せてくれて、

私の腕の中で息をひきとり旅立ちました。

 

 

月日が経って当時を振り返り、

 

そこにあったものは、大きな愛でした。

 

 

とても寂しくて辛くて悲しいことだけれど、

とびっきりの愛に包まれていたのです。

 

残されたもののことまでを考えてくださった、

とても優しい配慮。

 

 

私が最愛の人の死を経験したのは

息子のことがはじめてでした。

 

当時は、立ち直れず

自分も一緒にいなくなりたくなりましたが、

でもその小さいいのちが沢山伝えてくれたことがあるので、自分の命を粗末にしたらそれこそ顔が合わせられないし、そんなこと望んでいないと思い、自分を奮い立たせました。

 

私の息子はいのちがけで、

私に生きるということを教えてくださいました。

 

だから私はそれまでみたいに

自分のいのちを粗末に生きることはもうしたくないし、できないのです。

 

 

息子の大きな愛に包まれて、

今私は生かされています。

 

 

一日一日をいかに大切に丁寧に生きることができるか。

自分の人生を生きる。

自分の使命を生きる。

 

それは自分勝手に好きなことをして生きるということではない。

 

自分という存在と、

自分の内から湧き上がる声を大切にして、

自分の本来の生き方をする。

その上で人のお役に立たせて頂くという生き方。

 

最愛の息子の死がきっかけとなり、

私の人生は他人軸から自分軸にガラリと変わりました。

 

生きて行く上で自分の人生を生きるという

大切なことを教えて頂けたことは、

翼くんが私に残してくれた最大のギフトです。

 

私が翼くんにできることは、

毎日心を向けてお話をすることと、

お空に還ったあとも、

翼くんの人生を謳歌してくださいと

祈らせて頂くことです。

 

そんなことくらいしかできないけれど、

心で通じ合えていると信じています。

 

 

お空に還ることは悲しいけれど、
家族の固い絆で結ばれて、

最期の時まで大好きな人たちと密な時間過ごせたことは、とても幸せな時間を過ごされたのではないかな。
そんな風に感じます。

 

 

今日の会見を見ながらふとそう思えたことは、

そのことを通して、

翼くんからの私へのメッセージでもあるのかな。と思うこともできました。

 

できることならもっと一緒にいたいし生きていて欲しかったけど、翼くんがそう思っていてくれたらいいなと願うばかりです。